九州自然歩道を週末に歩き倒す

目標は九州自然歩道の総延長2932km踏破。

九州自然歩道118日目 いよいよ最後の福岡県に突入 大分県中津市本耶馬渓町青の洞門~福岡県築上郡上毛町瓦岳 2021年9月18日

 本日は耶馬溪の青バス停から8:28にスタート。前回の行動終了地点から800mほど南に戻った位置になる。これは、耶馬溪の青の洞門の上の山にあたる競秀峰に登ってみたかったから。奇岩というだけでなく、青の洞門が開通する前は生活路だったというから興味深い。

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バスで青の洞門から2つ戻った「青」で下車

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バス停の後ろに聳える競秀峰

  バス停近くの弘法寺登山口から登り始める。岩をくり抜いた道を経て、8:50に陣の岩に到着。眺めが良い。

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弘法寺登山口から登り始める

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岩をくりぬいた道。ここが生活路だったとは。

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陣の岩からの眺望。上流には見事な石橋の羅漢寺

  陣の岩の下に降りて、さらに鎖場を経由して三陣の洞、清水洞、不動窟、鉾岩と、見どころを歩く。

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陣の岩の下をくぐる鎖場

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三陣の洞

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清水洞

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不動窟

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鉾岩

  9:26に妙見堂に到着して、ザックを下ろして小休止。ここも眺めが良い。先ほど通過した鎖場が正面に見える。この後も、鬼面岩、三の峰と展望のよいポイントを通過して、10:06に観光案内所の登山口に到着した。

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妙見堂で小休止

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妙見洞の正面には陣の岩の下の鎖場のある帯岩

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鬼面岩からの眺望

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恵比須岩からの眺望

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三の峰からの眺望

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観光案内所で一休み。親切な女性が出迎えてくれた。

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せっかくなので青の洞門をもう一度覗く

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禅海和尚手彫り部分が今も残る

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削り取った石を運び出した明かりとりからは山国川

  ここで少し休ませてもらい、11:00から近くにある地産野菜を中心としたビュッフェレストランでランチ。人気店のようで、開店前から並ぶ人もいた。

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青の洞門近くのブッフェレストランは大人気だった

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こんなランチ

  お腹がはち切れそうになるまで食べて、12:00から行動再開。12:10に九州自然歩道に復帰し、下曽木集落内の舗装路を5.7km先の大平山に向かって歩き始める。時折、台風の余波か、強い雨が降って、木の下で雨宿りを余儀なくされた。

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日本最大の8連の石橋 耶馬渓橋を渡って九州自然歩道に復帰

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次の目標は大平山

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下曽木集落を過ぎると競秀峰が正面に

  林道大平山線に入っても、快適な舗装路が続く。途中で1か所だけ法面の崩落があったが、巻いたら通過可能だった。

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林道大平山線には若干の要補修箇所も

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法面の崩落もあったが人は通行可能

  13:54に舗装路が終点となる大平山ふれあいの森に到着。10分小休止。ここからは山道となるが、メサ(卓状台地)の上になるのか、なだらかな道が続く。

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大平山ふれあいの森に到着

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道は最上級の仕様

  14:09に大平山展望台に到着。2mほどの高さの展望台が設置してあるが、残念ながら周囲の木々が成長しており、何も見えない。

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展望台は木々に囲まれて眺望なし

 14:16に大平山の597mの三角点を通過。よく整備された快適な山道。大分県と福岡県の県境地帯を歩くが標識は福岡県に変わる。

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大平山の頂上

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ここが最後の大分県の標識

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ここから福岡県の標識が始まった

  この先も県境の稜線の真っ直ぐな山道を上り、下りを繰り返す。15:24から山道の幅が10mほどに広くなる。これは山火事対策の防火線だった。

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あまりの山道の美しさにビックリ。山林火災のための防火線だった。

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こんな仕様の山道も特徴的

  15:48に県道東上戸原線との交差に到着。ベンチで大休止。

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県道東上戸原線との交差部に快適なベンチ

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 16:05に行動再開し、分岐点に荷物をデポジットして九州自然歩道から外れた瓦岳山頂に行ったところ、広く平らな山頂が野営に最適。先ほどから積乱雲も出てきてひと雨ありそう。荷物を取りに戻り、16:45に瓦岳山頂で行動終了とした。テント設営を開始したら雨が降り始めた。

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県道東上戸原線との交差から瓦岳に向かって登る

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すぐに瓦岳への分岐に到着

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積乱雲が発達してきた

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このあとすぐに雨が降り始めた

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f:id:nayutakun:20210921195547j:plain九州自然歩道118日目 2021年9月18日 大分県中津市本耶馬渓町青の洞門~福岡県築上郡上毛町瓦岳 曇り時々雨 26/21℃ 行動距離13.7km 行動時間8:14 28907歩

往路: 西新5:56福岡市営地下鉄-博多6:10/6:22ソニック1号-中津7:48/8:00大分北部バス-青8:27

九州自然歩道117日目 羅漢寺の鐘を撞いたら心が浄化されるか? 大分県中津市耶馬溪町山移~中津市本耶馬渓町青の洞門 2021年9月12日

 本日は耶馬溪ダムスポーツ公園で5:00に起床。静かで快適な一夜だった。すぐそばの山移川の清流で顔を洗い、6:00にスタート。

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耶馬溪ダムスポーツ公園

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山移川

 2.5kmほど県道28号線を引き返して、九州自然歩道への分岐点まで復帰。鼻環(はなぐり、鼻繰とも)峠に向かう舗装路をしばらく上る。

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九州自然歩道への分岐点まで引き返す

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鼻環峠への道を登る

 6:44から山道に入るが、大名も歩いたという玖珠街道だけあって、整備状況はとてもよい。鼻環峠は難なく越えて舗装路に出た。峠にはゴミ箱が設置してあったが、おそらく中身を回収する人はいないだろう。とても捨てる気分にはなれなかった。

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鼻環峠への山道に折れるところの標識

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峠への道は整備良好

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ゴミ箱が設置してあるがとても捨てられない。

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ほどなく舗装路に出る

 峠を過ぎてからは、しばらく雲海を眺めながら舗装路を歩く。7:45から左折して山道に入ると、途中からはわりとヘビーな藪漕ぎ。このところ整備状態の良い道ばかり歩いていたので、久しぶりに九州自然歩道を歩いているという気持ちになってきた。

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雲海に浮かぶ山の姿を眺めながら歩く

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コンクリート舗装の山道に進むが

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久しぶりの本格的な藪漕ぎ

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途中でコースが不明瞭なところもある

 藪漕ぎもほどなく終えて舗装路に出た。直入畑(のりはた)の集落には妖精の広場という怪しげな雰囲気の農園があった。

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直入畑集落の舗装路に出た

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妖精の広場ですか

 舗装路を北に進み9:07に木ノ子の集落に到着。しばらく小休止。9:20から行動を再開し、木ノ子集落から東に進んで城井峠に向かう。

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木ノ子の集会場

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木ノ子集落から東の城井峠に進む

 城井峠への道程も藪漕ぎが続く。しかし、かつては多くの人が行き交う街道であったようで、幅の広い木道が残っているところもある。足下を見ながら登っていると蹄鉄が落ちていた。かつてここを行き交った馬から落ちたものだろうか。城井峠はなんとか九州自然歩道のオリジナルコースと思われるルートをクリアできた。

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すぐに藪漕ぎがはじまる

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ところどころ街道らしき跡も残る

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足下に蹄鉄を見つけてビックリ

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なんとか城井峠をクリア

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下りも油断ならないが

 しばらく下ると幅の広い林道にたどり着き、コンクリート舗装路に変わると正面にメサが見えてきた。10:23に道祖原集落の中心を走る国道500号線に出た。

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ほどなく快適な林道にたどり着く

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正面には独特なメサが現れる

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長野集落を通過

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道祖原集落からほんの少し国道を進む

 すぐに国道を離れて右岸を進み、洞鳴(どうめき)瀑布を経て、11:00に羅漢寺門前に到着。

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すぐに国道を離れて跡田川の右岸を歩き始める

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前方に怪しい形の岩山が現れた

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このトンネルをくぐれば羅漢寺の門前に着く

 このままトンネルをくぐって山門から羅漢寺に進んでもよいのだが、せっかくなので旧参道を経由して進むことにした。この参道は鎖場もあるなかなか眺めの良いルート。ザックが岩に引っかかって危ないが、腰をかがめてなんとか通過。スリリングな参道だった。

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トンネルの手前から古羅漢に進む

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快適な山道と思いきや

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なかなか攻めた山道だった

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油断するとザックが引っかかりそうな鎖場もある

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眺めは最高

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 いったん山を降りて、羅漢寺への旧参道へと進む。苔むした石畳の参道が続く。山門から先は写真撮影禁止のためお見せできないが、本堂はとても雰囲気の良いところ。地獄箱に悩みを投函して鐘を一撞きして、心が浄化されたような気がした。しばらく登る必要があるが、ぜひお参りすべきと言っておこう。

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ここが羅漢寺への旧参道入口

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苔むした雰囲気の良い参道

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リフトを使ってショートカットも可能

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山門前の曼荼羅

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山門から先は撮影禁止

 本堂ではゆっくり過ごして、13:00に門前まで下山。門前のお土産店で手打ち蕎麦の昼食を摂ったが、これがすばらしく美味だった。ご主人に聞いたところ、すぐ横の畑で栽培した蕎麦から作った粉で打ったとのこと。

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石段を下り門前町

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万千百園のとろろきつね蕎麦が美味しかった

 昼食後は13:35に行動再開。次の目標地である大平山を正面に見ながら、跡田川に沿って北に進む。

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正面に大平山を望みながら跡田川沿いを進む

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 山国川に架かる羅漢橋、跡田川の合流点に架かる犬走りという沈下橋を見ながら、山国川下流に向かって北に進む。

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大正9年竣工の羅漢寺橋で山国川を渡る

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山国川と跡田川の合流点には犬走りの沈下橋

 正面に見えてきたのは競秀峰という奇岩の連なる岩山。その下には羅漢寺の禅海によって彫られた青の洞門が走る。

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競秀峰

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競秀峰の裾の部分に青の洞門が彫られている

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禅海手彫りの部分も残されている

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 青の洞門を抜けた後は、観光案内所で一息ついていると、ぜひこの先の耶馬溪橋を見てきなさいと勧められた。耶馬渓橋は日本最長の8連の石橋。見事だった。

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日本最長の石橋耶馬溪

 今日は耶馬溪の見どころをくまなく歩き、15:22に青の洞門バス停から帰途についた。

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f:id:nayutakun:20210915204128j:plain九州自然歩道117日目 2021年9月12日 大分県中津市耶馬溪町山移~中津市本耶馬渓町青の洞門 曇り 25/21℃ 行動距離21.5km 行動時間9:16 35692歩

復路: 青の洞門15:24大分交通バス-中津駅15:48/16:04JRソニック40号-博多17:28

九州自然歩道116日目 素朴なそば饅頭でほっこり 大分県玖珠郡玖珠町豊後森~中津市耶馬溪町山移 2021年9月11日

 本日は豊後森の玖珠インターチェンジバス停から10:23にスタート。あいにく小雨がぱらつく天気だが、暑くないのが幸い。伐株山、万年山を背にしながら県道679号線を北に向かって進む。

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博多から豊後森までは高速バス JR久大本線のこの区間は現在運休中

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県道679号線を森川に沿って北に進む

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背後には豊後森のシンボルの伐株山

 前方には伐株山と同じようなメサの大岩扇山が現れる。県道を小野集落で左に折れ、11:26に清水瀑園入り口に到着。400mほど先の滝を見物に進む。渓谷全体が涼しい。

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北に見える大岩扇山もメサの地形

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道の途中で現れたキャンプ場は整備中のよう

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九州自然歩道から東に400mほど進んだ清水瀑園までの渓谷は涼しい

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飲んでも美味しい

 11:48に清水瀑園からさらに北に進み始める。15分ほどで国道387号線に合流した。500mほど進んだ片草集落から農道に左折して丘を越える。2kmで再び県道28号線に合流するが、合流地点の左角にあったのが、屋根から白い湯気を上げるそばまんじゅうの新栄堂。ここは蛸鹿さんのレポートにも出てくる店。素朴な味の蕎麦饅頭をいただきながら12:34から小休止。気さくな女性店主に癒される。5年前には田中陽希さんが百名山のグレートトラバースの際に2時間も立ち寄ったと、写真と年賀状を見せてくれる。

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片草集落から西に折れるが、標識は丁寧に設置してある

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新栄堂そば饅頭

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美味しいお茶まで出してくれた

 12:50から行動を再開し、県道28号線のすぐ先には温泉宿泊施設の湯の森くす。ここからはすぐに山道に左折して、椿原湿原を抜け、内匠の池まで小高い山を越える。しばらく舗装路歩きの後、再び山道歩き。幸い整備状況は良好で周囲の景色も良い。

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温泉施設の湯の森くす

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ダリア園から左折

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柵の先の道は少し草が茂っている。

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椿原湿原

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山道の整備状況は非常に良い

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内匠の池

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内匠の池から先は殿様道

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ここの整備状況も良い

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ほどなく鳥屋に続く舗装路に出る

 ふたたび舗装路に出た後は雨が強くなってきたため、鳥屋集落の養専寺に立ち寄って、山門の下で雨宿り。小雨になってから草原の中の心地よい道を歩き始める。

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鳥屋の養専寺

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藁葺きの家も残るが、管理が大変そう

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うつくし谷を過ぎる

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快適な林道

 次に現れた下百谷の集落には人がたくさん集まっているなと思ったら、たくさんの案山子だった。縁側に腰掛けている本物の方の女性に挨拶して先に進む。

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上百谷の集落

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やけに人が多いと思ったら案山子

 この先は深耶馬溪トンネル入口を右に見ながら進み、ゆっくりと高度を下げながら17:15に山移の町に到着した。

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耶馬溪トンネル入口

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山の麓には山移の家々が見えてきた

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しばらくは県道28号線を歩く

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山移郵便局

 山移川を越えた先には九州自然歩道の分岐点があるが、九州自然歩道を外れて県道28号線をまっすぐに進む。耶馬溪ダムスポーツ公園から南に折れて3kmほど山中に進み、18:20にとろろの湯に到着。地鶏炭火焼きの夕食の後、温泉で身体をほぐした。

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山移川を渡る

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九州自然歩道は左の県道28号線を離れて右の山に向かう

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真っ直ぐ進んだ県道28号線は国道212号線の高架をくぐる。

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その先には耶馬溪ダムスポーツ公園

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山移川に架けられた沈下橋を渡って南の長谷の谷に進む

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この先に温泉があるのか心配になるほど寂しいところだった。

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とろろの湯

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川べりのテラスで夕食

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地鶏が美味しい

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温泉もトロリと肌に優しい

 19:30にとろろの湯を出発して19:55に耶馬溪ダムスポーツ公園に到着。真っ暗な中で、ヘッドライトの明かりでテントを設営してシュラフに潜り込んだ。

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九州自然歩道116日目 2021年9月11日 大分県玖珠郡玖珠町豊後森中津市耶馬溪町山移 小雨 26/19℃ 行動距離28.4km 行動時間9:29 45236歩

往路: 西新8:10福岡市営地下鉄-博多8:23/博多バスターミナル8:48西鉄高速バスゆふいん号-玖珠インターチェンジ10:23

九州自然歩道115日目 伐株山から愛を叫ぶ 大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉~玖珠町豊後森 2021年9月5日

 本日は宝泉寺温泉の宿から出発。掛け流しの温泉があまりに心地よく、朝食後に再びお湯に浸かったため、出発は8:45と遅くなってしまった。

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宝泉寺温泉街を出発

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国道387号線の橋の下をくぐって北に向かう

 宝泉寺から北に進み、相狭間、口の園という日本昔話に出てきそうな田園の集落を過ぎる。トマトのハウスから男性が出てきてどこまで歩くかと尋ねる。ハウスの中のトマトは真っ赤に熟していた。

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口の園集落を通過 鎮守の森か?

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茅葺きの家が現役

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ビニールハウスの中には真っ赤なトマトが成る

 口の園からはスイッチバックして丘を越えて、9:48に黒猪鹿集落を通過する。秋の実りが風に揺れている。黒猪鹿からは迫り来るような万年山(はねやま)の姿が見えてきた。万年山はメサというテーブル状の台地の地形。メサmesaとはスペイン語でテーブルの意で、かつてスペインが支配した米国南西部に多い。西部劇に出てくるような乾燥地に多い地形だが、これに灌木が繁るとこうなるのだろう。

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丘を越えて黒猪鹿集落に

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実りの秋を迎えている

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集落の向こうには万年山

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近づくと迫り来るような万年山の地形

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メサ(右)とビュート(左)。ビュートはメサがさらに浸食されてできた孤立した丘。

 黒猪鹿から北西に進路を変えて万年山の登山道に入る。人気の山らしく、最近の雨による多少の倒木はあったものの、整備状況は良好。標識も丁寧に設置してある。コンクリート舗装路がどこまでも続く快適な登山路。

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柵を通過して登山路に向かう

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標識はしっかり設置してある

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ときどき倒木がある程度。九州自然歩道ではドンマイレベル。

 北に進路を変えたところから先は、300mほどの距離に等高線が10本以上ある地形となるが、木道が設置してあり歩きやすい。ところが、頂上まで500mのメサの台地の上に乗ってからは、背丈ほどの笹が繁り足下が見えない。手探りというか、足探りで進むと、路盤はしっかりしており、多数の人が歩いているように感じるのだが、ここまで笹が繁っているのが不思議だ。

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勾配の強いところには木道が設置してある

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眺望も良くなる

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台地の上に出ると植生が変わり、背丈ほどの笹に覆われている。

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笹で前が見えない

 しばらく藪漕ぎを強いられ、露出した皮膚は傷だらけになってしまったが、万年山頂上には無事に11:48に到着。本日は曇って遠くは見えないが、晴れていれば久住連山や阿蘇がきれいに見えるはず。

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万年山頂上は開けている

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残念ながら本日の視程は10kmほど

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 20分ほどの小休止をとり、行動食で昼食の後、行動再開。山頂からは北に向かって、次の目標地の伐株山に進む。こちらの道には笹は生えていない。万年山牧場、吉武台牧場と、心地よい草原の中のコンクリート舗装路を進む。

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山頂のすぐ北に9合目避難小屋がある。水道、トイレあり。

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万年山牧場に入る

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快適な草原の道を進む

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 12:50に牧場エリアを抜けて林道に入る。1時間ほど進み、次いで唐杉線林道を北に進む。林道の先に伐株山が見えてきた。

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牧場の先は舗装された林道。どきどき自動車が通過する。

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木々の間からの眺望も良い

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四阿から先で唐杉線林道に左折

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正面に伐株山が見えてくる

 伐株山はメサmesaがさらに浸食されて孤立したビュートbutteと呼ばれる地形。メサmesaがスペイン語であるのに対して、butteはフランス語で小さな丘を意味する。

 伐株山には北から戻る舗装路と、そのまま南から稜線伝いに登る針の耳という修験道の道がある。針の耳には鎖場があるようだが、問題はなさそうなので14:00から南登山口の針の耳からとりついた。

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針の耳ルートから登ってみた

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景色が良かった

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整備状況も良い

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ビュートがこれ。John Wayneが駅馬車強盗を追いかける背景のようなところ。

 3か所ほどの鎖場を通過して、14:30に山頂に到着。山頂のアンテナから北に300mほど進むと快適そうな芝生の伐株山園地がある。数機のパラグライダーが心地よさそうにフライトしている。北の風3mほどで、パラグライダーには最適な条件。しばらくフライトを眺め、Kirikabu Cafeでくつろぐ。

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山頂の電波塔

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麓の街並みがきれいに見える

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伐株山園地

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パラグライダーが心地良さげ

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Kirikabu Cafeで小休止

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 15:15に下山を開始。下山路も整備状況は良好。

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下山開始

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下山路も快適

 15:45に登山口に到着した後は、九州自然歩道の標識は見当たらず、圃場の中を縫うように進む。ここでは稲の収穫がはじまっていた。稲穂の向こうに、伐株山がすっくと、日本昔話の山のように立っている。

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すでに新米の時期を迎える

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日本昔話に出てきそうな伐株山

 豊後森の中心地を横切り、国道387号線を進む。玖珠川を越えると、その先の田んぼの中に風変わりな建物が見える。JR豊後森駅のすぐ近くだ。

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豊後森の街並みを横切る

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玖珠川を越える

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稲穂の向こうの特徴的な建物が豊後森機関庫だった

 せっかくなので立ち寄ってみたら、豊後森機関庫という歴史的な機関車の倉庫だった。機関車の方向を変える転車台も保存されている。蒸気機関車もレールに配置されており、往年の姿が想像できる。ここに白い蒸気を立ち上らせる蒸気機関車が出入りしていた頃の状況を想像するとワクワクする。立ち寄って良かった。状態を見ると維持も大変そうだが、保存してくれている方々に感謝。

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豊後森機関庫と転車台

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機関庫に9600型蒸気機関車が設置してある。これは非テツ系でも興奮する。

 16:40に豊後森機関庫を出て、17:00に玖珠インターチェンジの横にある道の駅に到着。バスの時間まで少しあるので、食べるものを買おうと思って立ち寄ったが、ちょうど17:00で閉店。残念。昼食は行動食のナッツだけなので空腹感はMax。

 17:07に玖珠インターチェンジバス停に到着して行動終了とした。

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豊後森の道の駅。残念ながらすでに閉店。

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玖珠インターバス停から帰途に着く

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九州自然歩道115日目 2021年9月5日 大分県玖珠郡九重町宝泉寺温泉玖珠町豊後森 曇り 25/19℃ 行動距離23.5km 行動時間8:23 40965歩

復路: 玖珠インターチェンジ17:31西鉄高速バスゆふいん号-博多バスターミナル19:07

九州自然歩道 114日目 秘湯、秘湯、秘湯、秘湯、掛け流し 大分県玖珠郡九重町牧ノ戸峠~九重町宝泉寺温泉 2021年9月4日

 週末の仕事が入ってしまったため、今回はおよそ1か月ぶりの九州自然歩道。しかも、大分県玖珠郡周辺は8月中旬の大雨の影響による公共交通機関によるアクセスの困難が続いている。久大本線は不通区間があるため実質的に使えず、コロナの影響で高速バスは減便。最速の交通を使ったが、スタート地点の牧ノ戸峠には午後1時近くにようやく到着。

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コミュニティバスに乗り継いだJR豊後中村駅 藁葺き駅舎

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牧ノ戸峠に到着 駐車場は満車

  幸い雨は降らずになんとか持ち堪えている。牧ノ戸峠から筋湯温泉に向かって車の通らない舗装路を下りはじめる。標高は1300mを越えており、涼しい。

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牧ノ戸峠から筋湯に向かう下り道

 正面の湧蓋山、左手の猟師山、現在下りている黒岩山に挟まれた谷に筋湯の温泉街が見える。緑の円錐状の一目山が顔を覗かせてきたら、湯煙がたなびくのが見えてきた。かすかに硫黄の臭いもしてきた。湯煙は八丁原地熱発電所からのものだった。1km以上距離があるのに、ゴーという音が谷中に響いている。

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湧蓋山、猟師山、黒岩山に囲まれた筋湯

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一目山の麓に八丁原地熱発電所

  牧ノ戸峠を出発して50分ほどで到着した筋湯は秘湯感のある落ち着いたところ。うたせ湯や公共の温泉が知られているのだが、今日はスタートが遅く、先を急ぐため残念ながら先に進む。

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ここが有名なうたせ湯

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温泉街には秘湯感

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 すぐにひぜん湯、大岳温泉と次々に温泉が現れる。大岳温泉でも地熱発電所が湯煙を上げている。比較的小規模な旅館に挟まれるように、立ち寄り湯が点在している。温泉巡りも楽しそうだ。

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大岳地熱発電所

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ローカルな温泉も魅力的

  14:20に通過した湯坪温泉には、とりわけ魅力的な温泉旅館が並んでいる。町の雰囲気も良く、しばらくゆっくりしたかった。

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湯坪温泉の正面には黒岩山

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湯坪温泉の町並みがいい

 湯坪温泉からは山中の道に進む。石原集落を通過して、湧蓋山の麓を進み、地蔵原の湧蓋山登山口を過ぎたところで自販機を見つけて15:13に本日最初の休憩。

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湯坪温泉から小高い丘を登る

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しばらく山中を進む

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地蔵原の湧蓋山登山口

 行動再開後は、左手に湧蓋山を見ながら直進し、500mほどで舗装路を外れて山道に右折。本日はじめての非舗装路。右手の林の奥は地蔵原湿原。さらに進むと天ケ谷貯水池が見えてきた。この道はときどき自動車が通過しているようで、轍が付いているので歩きやすい。

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湧蓋山の麓を進む

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地蔵原湿原の快適な道を進む

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天ヶ谷貯水池が見えてきた

 ダム体からは北に向かって山中に左折して石段を300mほど進む。ほどなく県道の四季彩ロードに合流。地図では100mほどで斜面を下る山道に右折するはずだが、草に覆われて降り口が見えない。やむなく四季彩ロードをそのまま進む。交通量はそれほど多くない。道路からの眺望は良い。

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ダム体から左折して石段を登っていく

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四季彩ロード

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四季彩ロードからの眺望は良い

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 右手に町田バーネット牧場が見えてきた。レストランのアイスクリームや豊後牛が美味しそう。牧場を過ぎてすぐに左手の旧道を進むが、九州自然歩道のその道は大規模な崩落があり先に進めない。やむなく再び四季彩ロードに戻る。

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町田バーネット牧場

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牧場の先から左の旧道に進むが

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大規模な道路崩落のために引き返す

 舗装状況の良い下り道を1kmほど進み、宝泉寺温泉に向かって左折する。きれいな舗装路と交差したのちも旧道を進むが、この道は荒れ果てておりあまりお勧めできない。新道の交通量は少ないので、そちらを通行する方が良いかもしれない。

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ふたたび四季彩ロードを進む

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宝泉寺温泉に向かって左折

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旧道はほとんど使われていないよう

 道路脇から湯煙が出てきた。河原や民家のようなところでもところどころで湯煙が立っている。渓流に沿って進むが、せっかくの美しい流れに沿って、無数のパイプが走行するのが無粋。各宿に温泉を引いているのだろうが。

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湯煙がそこかしこから見えてきた

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 川沿いに心地よさげな旅館が現れてきた。旅館街を抜けて町田川にかかる宝泉寺橋を渡ったところが中心街。18時過ぎに宝泉寺温泉に到着して行動終了。

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宝泉寺温泉街に入る

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町田川を越える

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宝泉寺の中心地

 宿に荷物を置いて、すぐ近くの鉄道遺構を見学に行く。1984年に廃止された国鉄宮原(みやのはる)線の線路はすでに撤去されているが、宝泉寺駅の駅舎が残り、観光案内所として使用されている。かつては小国まで旅客を運んでいた。きっと素晴らしい車窓風景だったろうなと思いながら宿に戻った。今日は宿の掛け流し温泉でゆっくりと筋肉をほぐそう。

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1984廃線宮原線の宝泉寺駅跡

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駅舎は観光施設に

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宝泉寺温泉の湯量は多い

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九州自然歩道114日目 2021年9月4日 大分県玖珠郡九重町牧ノ戸峠~九重町宝泉寺温泉 曇り 27/22℃ 行動距離21.8km 行動時間5:23 37290歩

往路: 西新8:10福岡市営地下鉄-博多8:23/博多バスターミナル8:48西鉄高速バスゆふいん号-九重インターチェンジ10:43/豊後中村11:44九重縦断コミュニティバス-牧ノ戸峠12:43

九州自然歩道 113日目 ずぶ濡れ地獄の最後に天使を見た 大分県竹田市久住町法華院温泉山荘~玖珠郡九重町牧ノ戸峠 2021年8月9日

 久住連山の法華院温泉山荘で朝を迎えた。昨夜は台風9号大分県を直撃した。昨年も、一昨年も、台風直撃の日にはなぜか標高1000m以上の宿泊地で一夜を過ごしている。引きがよすぎる。

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山小屋の窓から見える景色は絶望的な雨

 昨夜は大雨に加えて風が強く、ときおり山荘が揺れていた。九州自然歩道のコース上には宿泊施設はほとんどないので、基本的にテント泊。ところが昨日は、せっかくだから久住連山をいくつか登ってみようと、生まれて初めて山小屋を予約した。小屋泊にしてよかったと心の底から思った。

 5:00に起床して窓から坊ガツルを見ると、湿原のアシの一種と思われる背の高いイネ科の植物は右に左に激しく動いている。昨日まで数基設置してあったテントはすでにない。

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今朝は坊ガツルの湿原にテントは見えない

 7:00から提供される山荘の朝食よりも少し早く食堂に行ってテレビを見る。天気予報を見ると、大分県を直撃した台風9号はすでに九州を抜け、広島県に上陸している。現在の速度は45km/hと早く、あと2時間ぐらいで暴風域から外れそうだ。朝食を終えた後はしばらく部屋でゆっくりして、雨が弱くなってからスタートしようと考えた。

 山小屋のチェックアウトの時間は9:00。起床時よりも風は弱くなってきているが、まだ大雨が降っている。しかたがない。雨具を装着して9:10に行動を開始した。

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2日間お世話になった法華院温泉山荘に別れを告げる

 せっかくなので坊ガツルの湿原に本格的に水が溜まっているところを見ようと回り道をした。木道を歩いて湿原の中を進む。さすが湿原だけあって、すでにくるぶしぐらいの水たまりが各所にできている。ススキやカヤのようなイネ科の植物がほとんどで、風をうけて狂ったように波打って動いている。

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晴れた日にこの木道を歩きたかった

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風は吹く 木道から落ちそうに吹く

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水は溜まる 靴がのめり込むほど溜まる

 一面のカヤの中で写真を撮った後、下山路の方に進む。湿原の水を集める水路は膝下ぐらいの川と化していた。目を凝らして川の中を見ると、飛び石を伝って向こう側に渡る設定のようだが、飛び石は完全に水の中に沈下していた。水中の飛び石を踏み外したらさらに危ない。少し下流の浅いところを探したが、膝下まで水がありそうだ。流されないように気をつけて川の中を歩いたが、流れはそれほど強くなく、9:33に無事に対岸の登山口の分岐点にたどり着いた。ただし、開始20分で靴下がずぶ濡れになり、戦意を喪失してしまった。

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見渡すかぎりの湿原を見るのも良い機会

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コースの先はこんなふうに水没

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水の中に飛び石コンクリートが隠れていた

 その後は長者原への登山道を進んだ。整備状況は非常に良い。晴れていたら楽しい道だろう。石畳や木道がしっかり整備されている。

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坊ガツルを離れて長者原への道に進む

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石畳が整備されていたり

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木道が設置されていたり

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ベンチまである最上級の整備

 10:10に長者原までの峠となる雨が池に到着した。雨が池の水量は多く、霧に霞んだ池はきれいだった。

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雨が池を木道で越える

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霧の中でも美しいが、霧がなければさらに美しいだろう

 ここから先の登山道は下りとなる。整備状況は悪くはないが、ところどころ土石流で流れてしまった箇所がある。そんなところにはローブが渡してあるため、気を付ければ問題なく進むことができる。30分ほどで登山口に設置してある登山届のポストに到着した。

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雨が池から長者原間はところどころ登山道が流されている

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踏み跡の消えているところにはたいていテープが巻かれている

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ほどなく傾斜が緩やかになり、タデ原が見えてくる

 ここからは一面のカヤに覆われた湿原のタデ原の中を進む木道を通って、11:35に長者原ビジターセンターに到着した。

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タデ原の木道も歩きがいがある

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雨がなければさらによかった

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グルリと湿原というのはなかなか見る機会がない

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湿原から橋を渡ればビジターセンター

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長者原ビジターセンター

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 ビジターセンターで15分ほど小休止した後、センターの前の県道11号線に出る。ここのバス停でバスの時間を確認。1日3本のコミュニティバスがこの先から来るはず。県道11号線のこのあたりの区間やまなみハイウェイと呼ばれ、雄大な景色が楽しめるはずであるが、残念ながら今日は雲の中。右に左にいくつかのホテルを見ながら進む。天気が悪いにも関わらず、人気のあるやまなみハイウェイは交通量が多いため、自動車には注意がいる。

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ビジターセンター前のやまなみハイウェイ

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バスも通る

 牧ノ戸温泉を通過したあたりで九州自然歩道の標識があらわれ、県道と並行した自然歩道に誘導する。12:20から県道を離れて進んでみると、しっかり整備された人道の舗装路が続く。ときおり木道が現れたり、樹木に名票が架けられていたりして、整備に力を入れているのが分かる。雨の中だったのが残念。

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やまなみハイウェイから九州自然歩道が離れる

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その人道の整備状況も良い

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心地よい道

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ここまで整備状況の良い九州自然歩道もまれだ

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霧の中をやまなみハイウェイに復帰

 自然歩道を楽しみながら歩くと、12:50に牧ノ戸峠の駐車場にたどりついた。駐車場にここを始発とするコミュニティバスが停車しているのを確認し、バスの時刻を撮影して行動を終えることとした。

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本日のゴール地点の牧ノ戸峠

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コミュニティバスを確認

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時刻表を確認

 雨が激しく降るため、レストハウスに入って休んでいた。バスの時間までは30分近くある。カウンターで注文したブルーベリージュースが濃厚で美味しい。あと10分でバスの時間だなと思い、ドアの外まで出たところで、バスが方向転換をはじめていた。そろそろ乗客を迎えるために方向を変えるのかなと思っていたら、そのまま勢いをつけてやまなみハイウェイを走って霧の中に消えていってしまった。

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しばしレストハウスで休憩

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注文を受けてから作るブルーベリージュースがおすすめ

 時刻を確認したが、やはり10分前。レストハウスに入って、カウンターの店主にバスが時間前に出発した旨伝えるが、どうにもならない。呆然と立ち尽くした。次の最終バスまでは4時間近くある。

 やむなくレストハウスの喫茶室でレインウェアを脱いで、本を読み始めた。するとヒゲの男性が近づいてきて、今から九重インターを経由して別府まで行くから乗らないかと言ってくれる。カウンターで店主に乗り遅れたことを言っていたのを聞いていたようだ。

 駐車場で待つ自動車の助手席に乗せてもらった。家族3人で九州に旅行に来て、レンタカーで移動中だったとのこと。阿蘇を楽しみにしていたが、あいにくの天気で景色は見えなかったという。優しい家族だった。

 県道40号線を九重インターチェンジに向かう途中で通行止めとなっていた。引き返す途中で、乗る予定だったバスが正面から進んできた。急いでUターンしてもらい、九重夢大吊橋のバス停で停車したバスに乗ることができた。名前を聞くことも忘れて、頭を下げただけで別れてしまった。

 コミュニティバスも県道40号線を進んで九重インターチェンジまで行くルートをとる予定だったが、通行止めのため迂回路を何度も右左折を繰り返して猛スピードで進む。迂回路を通っているために少し遅れているようだ。前方に座っている、豊後中村駅でJRに乗り換える予定だという女性がなにやら運転手さんに言ったところで、バスはさらにスピードを上げた。

 豊後中村駅には4分遅れで到着した。下車する女性が小銭がないと言いだし、なかなか発車しない。ふとバスの窓の外を見ると、先ほどまで車に乗せてくれたヒゲの男性が立っている。窓を開けると、車の中にこれを落としていたと、ジップロックに入れたトイレットペーパーを渡してくれた。私が自動車から降りた後で落とし物に気がついて、猛スピードのバスを追いかけてくれたという。本当にどこまでもいい人だった。今度は名前を聞いておいた。ついでに、こういうときのために持っている、「お返しにできることはやりますカード」を1枚進呈しておいた。今度は手を振って笑って別れることができた。

 コミュニティバスはJRの駅から急坂を上って九重インターチェンジに着き、福岡行きの高速バスを待っていた。またもや先ほどのヒゲの男性の車がやってきて、お気を付けてと手を振って走り去っていった。どこまでもいい人だった。いい人偏差値73ぐらいのいい人である。雲の合間から日が差し込んできた。大雨に降られたり、膝下までずぶ濡れになったり、バスに乗り遅れたりしたが、こんな一日の終わり方もいいかなと思える日だった。

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九州自然歩道113日目 2021年8月9日 大分県竹田市久住町法華院温泉山荘~玖珠郡九重町牧ノ戸峠 大雨 32/23℃ 行動距離9.8km 行動時間4:03 18742歩

復路: 牧ノ戸峠13:15九重縦断コミュニティバス(乗り遅れ)-九重インターチェンジ14:16(+8分遅れ)/15:20高速バスゆふいん号-博多BT17:07

九州自然歩道 112日目 ここは桃源郷か?それとも地獄か? 大分県竹田市久住町法華院温泉山荘~中岳~稲星山~久住山~星生山~法華院温泉山荘 2021年8月8日

 4:00に初めての山小屋泊の朝を迎えた。周りの部屋からはすでにガタゴト音がしている。山の朝は早い。カーテンを開けると東の空が明るい。天気予報では雨だったが、嬉しい誤算。急いで朝食を済ませて7:45に行動開始。

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法華院山荘で迎えた朝

 出かける前にベテランぽい人に天気を聞くと、11時ぐらいまでは持ちそうだとの返事。山荘の裏手の山道から三俣山(みまたやま)の山裾の急斜面を上る。坊ガツルの湿原がずいぶん下の方に見えてきた。

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ビックリするほど天気が良い。三俣山の裾野を登り始める。

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坊ガツルがずいぶん下に見えてきた

 8:15に急坂を上り終え、一面の砂で覆われた北千里が浜に到着した。真っ平らな河原のような地形だ。右手の山は植物の生えていないむき出しの山。頂上付近から噴煙が上がっているのが見える。子供連れの女性が石を拾っている。硫黄が含まれているので集めているとか。振り返ると堂々とした山容の三俣山(1744m)。今日は最後にここに上りたいなと思いながら、分岐点のスガモリ越の位置を確認して先に進む。

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北千里が浜

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むき出しの山肌からは噴煙が上がる

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振り返れば三俣山が聳える

 北千里が浜の平らな斜面が終わるとゴツゴツの岩が大量に転がった斜面となる。しばらく急斜面と格闘して、火口の縁と思われるところに8:50に出た。ここが久住別れという久住連山の西の山々をつなぐ交差点のようなところ。

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ガレ場を上った先が久住別れ

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久住別れから三俣山を振り返る

 久住別れからは東に稜線を進む。最初の目標は天狗が城。狭い稜線の道を進む。天狗が城の下には濃い緑色の水をたたえた御池が見えてきた。狭い稜線のわりには難なく進み、1780mのピークには9:26に到着した。

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稜線の先が天狗が城

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稜線の右手には御池が見える

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 ここからはゴロゴロ石の積み重なったガレ場を登り、9:42に九州本島内で最も高い中岳(1791m)に到着。坊ガツルは遙か下に見える。

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次は中岳

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中岳から望む坊ガツル 正面は平治岳

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中岳頂上からのパノラマ

 中岳の頂上からは右手に御池を見ながら南に進む。桃源郷とはこんなところだろうかと考えながら進む。ガレ場を上った先が稲星山(1774m)。到着時刻は10:17。ガスが出てきて、風が吹き始めた。

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中岳から御池を見ながら下る 左は久住山

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すぐ先に稲星山

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 頂上から1kmほど先に久住山の山頂が見える。標高差100mほど下って100mほど上ったところだ。11:00に久住山(1787m)の頂上に到達。

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久住山

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久住山を下った久住別れの先には星生山

 このあたりからガスが立ちこめたり、小雨が降ってきた。11:35に久住分かれまで戻り、避難小屋で小休止して、今後の計画を考えることにした。

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久住別れの避難小屋で小休止

 久住別れから近いのは星生山。名前がいい。稜線には岩が立ち並び、姿も良い。西千里ヶ浜まで進み、直登コースを上って12:22に星生山(1762m)の山頂に到達した。山頂からは噴煙の出るところがよく見える。ここで、山小屋で作ってもらった弁当を拡げて昼休みとした。

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まずは西千里が浜を進む

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途中から星生山に向かって直登

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頂上からは噴煙がよく見えた

 星生山からの下りは、コースを変えて稜線を下ることとした。岩稜帯を越えるコース。晴れていたら気持ちが良さそうだが、ガスでどのコースを選んだら良いか分かりにくい。風も危険なほど吹いてきた。大粒の雨も降ってきた。急いで、しかし慎重に歩を進め、13:18に久住別れの避難小屋に待避して雨宿りすることにした。意外なことに避難小屋には誰もいない。すでにみんな下山したのだろうか?外は大雨となり、風が強く吹き付ける。雷鳴も聞こえてきて地獄の風景に変わる。

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稜線を下りはじめたときはすでに雨

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だんだん楽しむ余裕はなくなってきた

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ここは地獄の入口かもと思い始めた

 雨が少し弱くなった頃を見計らって、14:00に行動を再開した。すぐ後ろからザイルを持ったベテラン風の若者が下りてきた。聞けば法華院温泉山荘でアルバイトをした経験のある岩登りのエキスパート。星生山の岩場にコースの下見に来たとのこと。雨が強くなったので今日は岩登りを諦めて下山するという。心強い。

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ザイル青年と下りはじめた

 雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。上るときには砂浜のようだった北千里が浜には、くるぶしぐらいの川が流れている。滑らないように気を付けながら下りて、15:03に法華院温泉山荘に無事に帰着。行動終了とした。

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北千里が浜には川が流れはじめた

 雨はさらに強くなる。周囲の人の携帯から緊急避難速報の音が鳴っている。尋ねてみると台風9号が直撃しているとのこと。私の携帯は鳴らないまま。携帯電話のキャリアを見直す必要がありそうだ。

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帰り着いたときは大雨だった

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九州自然歩道112日目 2021年8月8日 大分県竹田市久住町法華院温泉山荘~中岳~稲星山~久住山~星生山~法華院温泉山荘 曇りのち大雨 25/18℃ 行動距離10.8km 行動時間7:21 25228歩