今日は3連休初日の土曜日。本日から月曜までは山の予定。今回の山行のテーマは4つ。
1つ目は、65 Literの大型のバックパックの使用感の検討。12月に、これまでの山行で使用しているKarrimorの30 Literのバックパックとの比較を試みる装備として、GregoryのBaltoro 65 Literを購入した。とても評価の高い大型のバックであるが、やや重い。しかし、装備の増える厳寒期の山行には30 Literのバックでは無理があるため、より多くの機材が収納可能な65 Literを試してみたいということ。
2つ目は、無補給での山行が何日ぐらいまで楽しめるかということを試みたいということ。今回のコース上には、ほとんど人家がないので、無補給トレッキングを試すにはいい機会。スタート時からすべての食料と水を積み込み、可及的に中途での補給を行わないこととした。このため、今回の装備は14kgとこれまでで一番重い。ただし、水は1.5 Literしか携行していないので、川の水でも使わざるを得ないだろうと覚悟している。
3つ目は、コンロの有用性を確認すること。これまでの山行では、ほとんどガスコンロを携行していない。アルファ米も水で戻して食べた。あれは不味い。贅沢は言いたくはないが、お湯が欲しくなってしまった。これまでガスコンロを携行しなかった理由は、ひとえに重さ。コンロ本体とガス缶、コッフェルで1kgは軽く超えてしまう。1kgは4日分の食料の重さだ。いくらなんでも贅沢すぎる。それに、使い終わったガス缶を家まで持って帰らなければならない虚しさ。これも大きな理由。今回は無補給ということで、山行中にガスコンロを最大限に有効利用してみようと思った。
最後の目的は寒さを経験すること。残念ながらこれまで冬山の経験がない。かろうじてあるのは、スキー場の雪の上にテントを張って2泊したぐらい。今回は夏用の軽量のシュラフのみを持参し、寒さを経験してみたいと思う。しかし天気予報では最低気温は6℃とそれほどでもない。
12:51の地下鉄に乗り、薬院駅で西鉄電車に乗り換え、大宰府の都府楼駅に13:31に到着した。
そこから10分ほど歩くと大宰府政庁の跡地に着いた。ここが前回の九州自然歩道トレイルの終了地。ここからトレイル再開となる。
大宰府政庁跡地の西には、令和の元号にゆかりの坂本神社があるが、今日も参拝客が列をなしている。
住宅地の中を縫うように九州自然歩道は巡っており、国分寺跡地などの大宰府の歴史を感じるスポットを見ながら太宰府市内を歩く。元寇の時代に大宰府を守るために築かれた防塁である水城の跡地には立派な博物館が建っており、案内のビデオを見せてもらった。
現在は水城を国道3号線、九州自動車道、JR、西鉄が貫通しているが、ここを超えるのが難しい。人道がなかなか見つからず、超えるのには1時間近くを要してしまった。ここは九州自然歩道の地図は役に立たなかった。
さらに3kmほど進み、15:40になったところで、遅めの昼食とした。昼食は福岡で今とても人気の高いうどん店の大地のうどん。ここのうどんは腰が強くて、とてもうまい。
1kmほど進んだところに天拝山の登り口が見える。多くの登山客が来ている。登山道はよく整備されている。
17:05に山頂に到着し、大宰府の市街地を写真に収める。
まだ日没は早いので、ゆっくりしているとテントの設営が大変になる。天拝山の頂上からは早々に先に進み、天拝湖に狙いを定め、歩きはじめる。ここには運動公園があるので、芝生の広場でもありそうな気がするからだ。
天拝山の山頂から1kmほど歩いたところで、よく整備された林道に合流し、18:05に天拝湖に到着。思ったとおり、芝生の広場があるため、端の目立たないところにテントを設営し、夕食の準備を開始した。
2020年1月11日 九州自然歩道 10日目 福岡県筑紫野市都府楼駅~筑紫野市天拝湖 晴れ 気温12/6 歩行距離13.8km 行動時間4:21 25828歩