九州自然歩道を週末に歩き倒す

目標は九州自然歩道の総延長2932km踏破。

九州自然歩道 12日目 背振山系を縦走する 佐賀県三養基郡みやき町七曲峠~蛤岳~背振山~福岡市早良区椎原 2020年1月13日

 今日は6:00に起床した。夜中には何回も目を覚ました。あまりに寒かったからだ。テントから出てみると、側溝の水溜りに氷が張っていた。現在の気温を知りたかったが、iPhoneには電波が届いておらず、アプリが動作せず測定できなかった。

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6:00に寒さで目が覚めた 気温は-4℃以下

  ようやく周囲が明るくなってきた7:00に撤収を開始し、7:40に行動を開始した。七曲峠の道路脇の入り口から九州自然歩道を歩き始めた。よく整備された山道で、小高い山を越えた。山道からは水を湛えはじめた七山ダムがチラリと見えた。

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整備された山道を登りはじめる

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坂本峠に到着

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ここは福岡県と佐賀県の県境

 8:08に坂本峠に到着。ここは複数の道路が交錯しており方向がわかりにくい。九州自然歩道がどちらに続いているのか判別できず、5分ほど迷った。地図をよく確認しなくてはいけない。坂本峠からは石畳で整備された九州自然歩道を蛤岳(はまぐりだけ)に向かう。

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坂本峠から蛤岳登山道に入る

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山道の整備状況は良好

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林道と合流する

 途中で林道と合流し、蛤水道と並行して山道が続く。蛤水道は1615年ごろから蛤岳からの利水のために作られた水道で、現在はコンクリートで固められ、現役の水道として利用されている。コースから外れるが、気になったので、蛤水道の水源まで行ってみた。 

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登山道はしばらく蛤水道と並行する

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現在も現役で使用されている蛤水道

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水源地はこのあたり

  10:30に蛤水道から蛤岳の登山道に入り、10:46に蛤岳の頂上(863m)に到着。頂上には蛤石と呼ばれる巨石があり、その上からは佐賀平野が一望できる。

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蛤岳の頂上に到着

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頂上の蛤石

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蛤石の上からは佐賀平野が一望できる

  蛤岳からは稜線を伝い、背振山に向かう。最初の部分は杉が植林された山道で、笹に覆われた山道に変わる。笹の山道のところどころには木製の橋がかけられており、歩きやすく、眺望もよい。南面が開けており、佐賀方面をきれいに見渡すことができる。途中で2か所ほど、がけ崩れで迂回が必要なところがあったが、整備状況は良好で、ここはお勧めしたいルート。

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蛤岳から背振山に向かう

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次第にササに変わるが、立派な木道がかかる

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ここの木道は最高

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南面の眺望も良い

  背振山の頂上(1055m)には13:17に到着。360°の眺望が得られる。背振山は九州で最初に開山した山とのことで、頂上には神社が建てられている。頂上では、中華風おこわと味噌汁の昼食を済ませる。

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背振山の頂上 レーダードームが目印

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頂上からの眺望は良好

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頂上の気温は-4℃

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昼食は中華おこわとみそ汁

   昼食の後は、14:06から行動再開。脊振山系の稜線を西に向かう。地上から見ると背振山の頂上のレーダーと対をなして見える、気象庁のレーダーの下を通過。稜線のコースは、笹で覆われた、整備状況の良い歩きやすい道。

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背振山系の次の目標は気象庁のレーダー

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稜線の山道は最高に心地よい

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  稜線上の眺望地である唐人の舞に15:02に到着。ここはこの地を案内された唐からの使者があまりの眺望の美しさに舞った場所ということで名づけられたが、そこまでの眺望ではない。

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ここが、唐人の舞

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福岡市街は一望できる

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さらにササの道が続く

 15:28に今回の九州自然歩道上の最終目的地の椎原峠に到着。ここから椎原集落に向かう下山道に降りる。

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椎原峠

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九州自然歩道を離脱して、福岡に向かう下山路を歩く

 下山道は渓流に沿った心地よい道。ただし、下山道は5kmと距離がかなりあり、1時間半は必要。17:04に椎原集落のバス停に到着し、17:37のバスで帰途についた。

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下山路は快適なのだが、距離は長い

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 2020年1月13日 九州自然歩道 12日目 佐賀県三養基郡みやき町七曲峠佐賀県神埼市蛤岳~佐賀県神埼市背振山~福岡県福岡市早良区椎原 曇りのち晴れ 気温6/-4 距離19.3km 行動時間8:31 39632歩

復路交通:西鉄バス 椎原 17:37-早良営業所 18:00/18:19-脇山口18:45