今回は贅沢にも、古湯温泉に前泊してトレッキング。それにしても2食付きで5800円とは安い。
朝6:00に起床して、誰も入っていない温泉にゆっくり浸かる。これは気持ちがいい。お湯は38℃とかなりのぬるめ。
7:00に温泉から上がって、古湯の市街地を探索。といっても10分あれば事足りる。斎藤茂吉の歌碑を探しに行っただけ。これが鶴霊泉の庭園内にあるため、なかなか見つけにくい。
8:00に朝食をとって、8:25に行動開始。
最初の5kmほどは、天山スキー場に向かう舗装路であるが、それから山道に入ってからコースがわかりにくい。イノシシ除けの柵が多数設置してあり、どっちがコースなのか分かりにくいのだ。何か所かで行きつ戻りつを繰り返し、10:46に今日のメインの目標である天山の登山口になる七曲峠に到着。曇ってはいるが、寒くはない。七曲峠からは佐賀平野を望むことができた。
七曲峠からは、稜線に沿った快適な山道が続く。なだらかな稜線が続くため、天山の山頂はなかなか見えてこない。標高900mを超えたころから、広葉樹はほどんどなくなり、笹の中の見晴らしの良い山道となる。
七曲峠を出てから1時間ほどで、ようやく天山の山頂が見えてきた。12:15に標高1046mの頂上に到着。天山の山頂は笹に覆われており、360°の眺望が得られる。
東には、先週歩いていた脊振山系がはるかに見える。北には雷山や標準時の送信に使われる長大なアンテナを立てた羽金山が見える。
山頂には5人ほどの先行者が昼食をとっていた。山頂でEPIガスを使ってお湯を沸かし、本日はマルタイの棒ラーメンの昼食。山で食べるラーメンはうまい。ラーメンの後は、熱いドリップコーヒー。これもまた、たまらない。
しかし、ゆっくりしていたら、雨粒が落ちてきたため、ザックにレインカバーを装着して、12:51に多久方面に進むことにした。
山頂から岸川方面への下山路は、なかなかしんどい。ゴロゴロの石が転がっていたり、傾斜がきつくてロープなしでは降りられないところが多数ある。こんなタフな山道を1時間ほど下ると、車両が通行可能な林道に出た。俄然歩きやすくなる。しかし、この林道も途中で数か所、橋が崩落していたり、路肩が崩壊していたり、大変な様相。
4.8km歩いて、15:29に岸川の集落に到着。ここは多久市のコミュニティバスの終点。立派なバスの待合小屋が建てられていた。
ここから先はすべて舗装道。ただし、目標と定めていた道の駅厳木までは8km近い。明るいうちに到着するためには少し急がなければならない。雨も強くなってきた。ペースを上げ、16:09には立山の集落を通過し、16:47に笹原峠に到着。
さらに1kmほど進み、17:05に道の駅厳木に到着。道の駅の営業時間は18:00となっていたが、食堂はすでに閉店していた。残念。やむなく、パンのみ購入し、厳木の市街に出て、温かい夕食をとることにした。
雨は依然として強い。さて、今夜の宿をどうするか。思案中である。
2020年1月25日 九州自然歩道 15日目 佐賀県佐賀市富士町古湯温泉~佐賀県唐津市厳木町厳木 曇りのち雨 気温12/6 距離25.5km 行動時間9:39 42984歩
往路交通:福岡市営地下鉄 西新 15:42-天神 15:50/西鉄天神高速バスターミナル 高速バスわかくす号 16:13-アルタ高木瀬店前 17:19/昭和自動車 18:06-古湯温泉18:36(前泊)