本日は北九州市小倉南区にある日田彦山線の石原町駅から7:32にスタート。
民家を抜けて寂しい舗装路を進み、7:51に櫨が峠トンネルに入る。心霊スポットのような雰囲気が漂うが、幸か不幸か霊感はまったくないので何も見えない。2年前の往路では、このトンネルを抜けたのは午後7時を過ぎていたので、かなり怖かったことを思い出す。霊感はなくとも、人里離れたトンネルの中を歩くのは、昼でも怖い。
心霊現象は何事も起きず、8:05に道原集落に到着。なぜかこの集落はどの家の屋根瓦も赤いが、山の深い緑、稲の黄金色とマッチして美しい。もし自分が「美しい日本の村百選」選定委員に指名されたら、道原に1票入れようと心に留める。冗談でも選ばれることはないが。
8:18に道原から左折して、県道258号線を進む。交通量が多いため、並行する自転車道を歩き、紫川源流域を上流に進む。
8:56に鱒渕ダムに到着。朝食のサンドイッチを食べて小休止。10名を超える登山客が前を取り過ぎる。今日登る福智山はずいぶん人気のようだ。
9:15に行動を再開し、赤い吊橋を渡って、ダム湖に沿って進む。舗装路であるが、落ち葉が降り積もり、あまり人は通っていないようだ。9:38から鱒渕ダム登山口から福智山への山道に取り付く。
福智山への登山道の整備状況は最上級。つい最近にも草が刈られたようで、この季節にもかかわらず草が足にまとわりつくことすらない。
10:10にからす落ちへの分岐を福智山方面の左に進み、さらに進む。福智山の山頂が見え始めたところで、鈴ヶ岩屋への分岐が現れる。地図で見るとすぐ近くのようで、せっかくなので鈴ヶ岩屋に立ち寄ってみた。福智山の山頂がすぐ近くに見える小ピークで、小倉方向の眺望が良い。
11:37には福智山山頂(900.8m)に到着。360°のパノラマが素晴らしい。頂上には50人ほどの登山客がのんびりと過ごしている。山頂は賑やか過ぎるので、昼食のおにぎりを食べて、そそくさと行動再開。
山頂からはからす落ちの急坂を下り、12:06に避難小屋荒宿荘を通過。すぐ下にはたぬき水の水場がある。先客が水を汲んでいたのでここは通過。この先は、アップダウンはほとんどなく、下草が刈られた快適な山道が続く。
広葉樹に囲まれた、このままずっと続いてもいいぐらい快適な山道を30分ほど歩き、12:43に豊前越に到着して小休止。九州自然歩道のゴールとなる皿倉山までのコースタイムを計算して、今日の行程を検討する。
13:10に行動を再開し、13:30に山瀬越に到着。皿倉山までのコースタイムは6時間ほど。頑張れば本日中にゴールできないことはないが、ゴールインがヘッドライトの中では少し寂しい。本日は、ここから西に谷を降りて、竜王峡を経由して直方から帰宅することにした。
ところが、山瀬越からの道はかなりの荒れっぷり。前半500mほどは道がほとんど流されてしまっている。下りながら、このエスケープルートを選んだことを後悔し始めた。
後半は谷川に沿った道で、美しい渓流を眺めながら歩いたが、やはり道はかなり荒れている。
14:35に竜王峡キャンプ場に着き、住宅地の舗装路を直方駅に向かって6kmほどの道程を歩き始める。2kmほど進んだ道目木バス停で、ちょうど良い時間の直方駅行きバスがあったので、ここで行動終了として福岡への帰途についた。
2021年10月3日 九州自然歩道124日目 福岡県北九州市小倉南区石原町〜直方市竜王峡 晴れ 28/18℃ 行動距離18.1km 行動時間7:44 33538歩