夜半から雨は止んで、外は静かだった。6:30になり外が明るくなったのでテントの外に出てみた。野営地は木々に囲まれているためまだ日が差し込んでこないが、晴れている。よかった。
バックパックにはレインカバーを付けていたが、パッキングされていない持ち物はすべてびしょ濡れだった。テントから荷物を出して、陽のあたるところに並べる。その横でコーヒーを淹れて、パンと一緒に朝食を摂った。テントと上着が乾くのを待って、8:54に行動を開始した。
ほどなく人家がチラホラ見えてきた。才木の集落だ。地図ではこのあたりに分岐点があるはずだがなかなかわからない。高圧線を目印に進む。
結局、分岐点は見つからず、9:41に1kmほど先の樫の久保で誤ったコースをとっていることが明確になる。地図を見ると、ここから南下すれば九州自然歩道への復帰は容易。このあたりの自然歩道は、軽トラックしか通らない舗装された農道と普通乗用車がまれに通る立派な農道の2種類しかないようなので、迷うことなく進むことができる。
たまに軽トラックが通る農道を南に進み10:03に藤の尾で九州自然歩道に復帰した。
このあたりには工場も散在しており、自販機もときおり設置してある。町が近づいてきた。
浄水場の横を通り、10:27にさくらの里の運動公園でコーラを飲みながら小休止とした。地図を見ると、ここからは市街地の外周をぐるりと回るコースとなっている。しかし、このあたりには道標はほとんどなく、慎重に地図を確認しながら進む。
何度か人家の庭先で行き止まりになりながらも、11:20に畝刈の市街地に到着した。
まだ時間が早いが、ここから先に進むと途中で山中1泊が要りそうだ。11:27のバスで長崎市街に向かい、久しぶりに美味しいものを食べようと決心した。
2020年3月8日 九州自然歩道 24日目 長崎県長崎市下黒崎町~長崎市畝刈町 晴れ 17/8 距離9.0km 行動時間2:39 14103歩
復路交通:長崎バス 道開 11:27-長崎駅前 12:05/高速バス 九州号 17:15-西鉄天神高速バスターミナル 19:22/福岡市営地下鉄 天神 19:29-西新19:37